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歴史的空間再編
コンペティション2024
2022 審査結果
グランプリ
秘めたる重層性の解放
KSGP22058
工学院大学大学院 田坂太樹
歴史は最も見栄えのする時期がクローズアップされがちだが、その前後にも秘められた魅力がありその「積み重なり」こそ「歴史の最大のおもしろさ」である。大阪城地下石垣が舞台の私の設計はこの歴史の重層性を身をもって体験できる提案であり、これまでの「歴史の見せ方」に一石を投じるものとなる。
準グランプリ
マチワリ交差園
ーマチワリ水路を介した横断的子ども園の提案ー
KSGP22169
滋賀県立大学大学院 石川博利 村上龍紀 澤木花音
共性を喪失したマチワリ水路と衰退する街の空き家・空き地に対して、それらをつなぎ、まちを連続的に交差するように「子ども園」を提案することでマチワリ水路の公共性を復興する。建築は、地域の石垣文化を踏襲した蛇籠によって形成し、子供や地域住民の憩いの地として計画する。
3位
INTERSECT
KSGP22088
大阪公立大学大学院 松山勇貴
地域の厄介者として消し去られようとしている天井川を、人々が集う場所へと 変換する提案です。街に点在している文化や記憶を継承すると同時に、それら を体感することができる歴史の博物館へと天井川をコンバージョンしました。
4位(同率)
文化の景と桜守
-観光と地域をつなぐ建築的保全-
KSGP22098
大阪工業大学大学院 林晃希 小林美穂 山本晃城 牟礼 花恵
大阪工業大学 杉井柊太 徳永凱 瀬畑菜穂 中野凌 藤井愛音 平尾綱基
桜がまちを彩り自然と人の営みによって生まれた文化的景観が存在する吉野山地区。現在、山は観光のために開拓がされ地域内で管理を行うが限界を迎えている。景観の一つの商住一体となった建築構成である吉野建てを、山を利用し保全するための「建築的保全」によって観光と地域の関係性と共に再編する。
4位(同率)
冬は短し、動けよ やぐら
-大根やぐらの仮設技術を用いた宮崎の風景の再編-
KSGP22117
九州大学 湯免鮎美
宮崎市田野町の大根を干す仮設構造物である大根やぐらは、冬にのみ姿を現し、この地域独自の美しい景色を織りなしているが、数が減少しているのが現状だ。そこで、大根やぐらの仮設技術により、様々な用途・交流を生む”大根やぐらケンチク”へと姿を変えることで、宮崎の新しい景色を作り上げていく。
6位(同率)
「共界」に暮らす
〜50cmの干満差を利用したともに生きるための境界〜
KSGP22056
大阪工業大学大学院 半澤諒 池上真未子 井宮靖崇 小瀧玄太
観光地化された伊根は舟屋を目的とする観光客と住人の共存に悩まされてきた。 かつて海との境界として機能した「舟曳き場」を再解釈し、観光客と住人の「共界」として再編する。二者間の距離を模索する方法を自然の変化に委ねることで、共に生きるための建築となる。
6位(同率)
綴く半透明の物語
KSGP22130
日本大学大学院
内野佳音 谷口真寛 助川怜子 高島彩 法村悠佑 津曲陸
建築家たちに影響を与えたと言われているロマネスク建築のル・トロネ修道院。その前身であるが,時が経つことで人の手から離れ,人々の記憶からも消えつつある身廊のみが残るフロリエル修道院を,立体的に歩き回り,留まりの場のある新たな回廊で身廊と周囲の自然ごと囲み,人々に居場所を与える提案。
8位
ハナとミツバチ
-移動キャンパスによる生業と暮らしのインターン-
KSGP22116
大阪工業大学大学院 谷口歩 亀山拓海
大阪工業大学 芝尾宝 袋谷拓央 桝田竜弥 島原理玖 村山元基 古家さくら
花と花を移ろい続け「受粉」を起こして共生が成り立つハナとミツバチのような関係性を作り出すことを目標に、都市に偏る大学生が移ろうことで成り立つ関係を考案する。 本提案は、各地を繋いでいた北前船が持つ作用を、移ろうキャンパスとしてモノとコトと地域が密接に関わる風景を再編する提案である。
9位
参拝の蘇生-地形を踏襲し、視線で繕い繋ぐ四つの拠点-
KSGP22007
東海大学大学院 山田康太 前川凌 兼平充
山は信仰対象とされ現在も多くの参拝客が訪れる。一方、門前町では新道の整備により旧参道が賑わいを失い、歴史的遺産は埋もれてしまった。そこで地形を踏襲した交通拠点を設け、希薄となった街の要素を物理的・視線的に縫い繋ぐ。参道と追随する遺産を蘇生し、過去と現在が共存する風景を生み出す。
10位
棚々〜炭酸カルシウム乾燥小屋の復活〜
KSGP22109
岡山県立大学大学院 橋本拓磨
炭酸カルシウム乾燥小屋は人知れず姿を消した。近代産業を物語るうえで象徴的かつ機能美に即した遺産であったが、合理化の波により歴史の中に消えてしまった。かつての景観・象徴としての記憶を蘇らせ、当時の乾燥小屋と共に活動していた周辺地域、環境との共生を後世に伝える施設を復活させる。
最優秀SNOU賞
「共界」に暮らす
〜50cmの干満差を利用したともに生きるための境界〜
KSGP22056
大阪工業大学大学院 半澤諒 池上真未子 井宮靖崇 小瀧玄太
観光地化された伊根は舟屋を目的とする観光客と住人の共存に悩まされてきた。 かつて海との境界として機能した「舟曳き場」を再解釈し、観光客と住人の「共界」として再編する。二者間の距離を模索する方法を自然の変化に委ねることで、共に生きるための建築となる。
SNOUパース賞
ハナとミツバチ
-移動キャンパスによる生業と暮らしのインターン-
KSGP22116
大阪工業大学大学院 谷口歩 亀山拓海
大阪工業大学 芝尾宝 袋谷拓央 桝田竜弥 島原理玖 村山元基 古家さくら
花と花を移ろい続け「受粉」を起こして共生が成り立つハナとミツバチのような関係性を作り出すことを目標に、都市に偏る大学生が移ろうことで成り立つ関係を考案する。 本提案は、各地を繋いでいた北前船が持つ作用を、移ろうキャンパスとしてモノとコトと地域が密接に関わる風景を再編する提案である。
SNOU模型賞
変遷する狭間-衰退する町における土地と人のつながり-
KSGP22146
近畿大学大学院 新畦友也 岩間創吉 三谷啓人 山口彰久
自然を引き込み土地と人の調律を行う「メモリアルセンター」を提案する。 時間・環境・動植物を受け入れ様相が変化し、動的な関係を許容しつつも共に生き続ける建築は、そこにある自然を頼りに用途や使われ方が変化する動的な関係となり、ささやかな歩み寄り方となって人と土地との繋がりが残り続けていく。
SNOUプレゼン賞
秘めたる重層性の解放
KSGP22058
工学院大学大学院 田坂太樹
歴史は最も見栄えのする時期がクローズアップされがちだが、その前後にも秘められた魅力がありその「積み重なり」こそ「歴史の最大のおもしろさ」である。大阪城地下石垣が舞台の私の設計はこの歴史の重層性を身をもって体験できる提案であり、これまでの「歴史の見せ方」に一石を投じるものとなる。
総合資格賞
まちのエッセンスに気づかせる風景の小さなリノベーション
KSGP22019
金沢工業大学 松本浩輔 越智恒成 岸洸汰
まち歩きをしていると、ちょっとしたまちの良さに気づく時がある。その良さは主観的なもので、その人にとってちょっとした憩いの場所となる。そういった小さなまちの良さは多く見られる。場所が持つ特性をもっと多くの人に知ってほしい、そういった思いでまちの小さなリノベーションを行った。
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