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歴史的空間再編
コンペティション2025

2024年度大会
応募概要
本コンペティションの趣旨
金沢市は学術文化都市として発展してきました。学生がまちなかに集い、市民と交流する姿は、「学生のまち・金沢」のにぎわいと活力の象徴となっています。学都金沢としての伝統と誇りを継承発展させるために、平成22年に全国に先駆けて、「金沢市における学生のまちの推進に関する条例」を制定し、「学生のまち・金沢」を全国に発信しています。
金沢のまちは、時代の重層した歴史的空間をその都市構造とともによく残しています。その個性的な空間を舞台に、固有の文化・芸術が育まれてきました。歴史的なまちなみと人々の暮らしや文化が積極的にまちづくりに生かされています。
本コンペティションは、「学生のまち・金沢」「歴史都市・金沢」に全国の学生が集い、歴史的な空間との対話を通して、学び合い競い合うことで、新しい価値が生まれる学びの場をつくろうとするものです。
テーマ
テーマは、歴史的空間の再編です。(金沢だけにとどまらず全国を対象とします) 応募にあたり、歴史的空間をどのように解釈して再編集したかを明確に表現してください。
応募資格
大学、大学院、短大、高等専門学校、専門学校に所属する学生等が対象です。ただし、過去1年以内に大学等に在籍していた方も、学生時代に設計した作品で応募することができます。過去、本コンペやほかのコンペに出展したことのある作品での応募も可能です。複数の学生による共同提案も可能です。
キーワード
再編のキーワードとして、下記を参考にしてください。
「歴史文化遺産(建築、まちなみ、景観)」「無形文化遺産(祭り、芸能、人)」「近代産業遺産」
「農業遺産(里山、里海)」「ものづくり」「民芸・工芸」「エコロジー」「サスティナビリティ」
「リージョナリズム」「リノベーション」「コンバージョン」「ノスタルジー」「系譜学」など
表彰
グランプリ 30万円
準グランプリ 15万円 / 第3位 5万円
最優秀SNOU賞・プレゼン賞・模型賞・パース賞
審査員
二次審査員
あらき みか
荒木 美香
Graph Studio
関西学院大学准教授
つかもと よしはる
塚本 由晴
東京工業大学大学院教授/
アトリエ・ワン
きたがわ けいすけ
北川 啓介
名古屋工業大学大学院教授
みやした ともひろ
宮下 智裕
金沢工業大学教授
のうさく ふみのり
能作 文徳
能作文徳建築設計事務所代表
まつだ たつ
松田 達
静岡文化芸術大学准教 授/
松田達建築設計事務所
みしま よしき
三島 由樹
株式会社フォルク代表取締役
一次審査員
くまざわ えいじ
熊澤 栄二
石川工業高等専門学校教授
やまざき みきひろ
山崎 幹泰
金沢工業大学教授
こづ せいいち
小津 誠一
建築家/E.N.N.代表
よしむら としひろ
吉村 寿博
吉村寿博建築設計事務所代表
にしもと こうき
西本 耕喜
金沢美術工芸大学准教授
りんの のりこ
林野 紀子
りんの設計一級建築士事務所
むらかじ しょうこ
村梶 招子
ハルナツアーキ代表
受賞作品
グランプリ

和紙の里
地場産業のプロセスが生み出す建築と風景
KSGP24059
東京大学大学院 壹岐 裕実子
和紙作りは家庭内で行われ生産の様子は外に現れにくい。また人手不足も深刻である。
原料も輸入に頼りがちになり本来地勢を活かして原料栽培から行っていた和紙作りが紙漉きのみになっている所もある。原料栽培から始まる和紙作りの復活・持続と外への表出のため、集落住民、観光客も生産に関わる公共的な和紙産業に再編する。生産工程を建築形態に落とし込むことで作業性の向上と共に建物の内にこもっていた生業の様子を外に現す。
準グランプリ

祭りの顔が潜む停留所
ーハレとケが作り出す東西の結節点ー
KSGP24061
東海大学大学院 新島 朝也
現在の浦賀では中心となる産業が撤退したことでハレの日の形式として祭りだけが残り、拠点を失ってしまった。その結果、東と西の地域は同日に祭りをしていても接点は無くなり、浦賀は衰退の一途を辿っている。そこで東西の生活動線の一部である渡し船の停留所に御旅所を計画する。普段は距離感のある町にそれぞれの御旅所があることで一時的に一体となり、東西で別れてしまった浦賀が町全体で盛り上がる風景を再編する。
3位

生業景勝
KSGP24116
愛知工業大学 森田 梨花
近代復興による文化的 景観の損失から奥能登の里山里海を守るために段畑で防潮堤を築き、津波被害を軽減する。住宅は歴史的な旧街道である内浦街道沿いに内陸移転することで段畑で人を守る。また、失われた生業の場を海岸沿いの段畑上に集約し、地域住民で生業を守るという意識をつけることで、今まで家業だった生業が見える化され「継承」者増加に繋げる。そして宝立町は新たな「景勝」地として賑わいを取り戻す。
特別賞結果
最優秀SNOU賞

今日は雨だから洗濯物を干そう
KSGP24037
日本女子大学大学院 長瀬 ルナ
集落は人々の叡智が積み重なり文化をつくる。計画地は町中に蒸気が発生しており、古くから暮らしに取り入れられている。蒸気を活かした「洗濯屋」としてさらに生活に取り込む提案をする。 若者に蒸気による生活の記憶を定着させ、地元に帰りたくなることを目標とすることで、産業・生業の発展を目指す。
SNOUプレゼン賞

和紙の里
地場産業のプロセスが生み出す建築と風景
KSGP24059
東京大学大学院 壹岐 裕実子
和紙作りは家庭内で行われ生産の様子は外に現れにくい。また人手不足も深刻である。
原料も輸入に頼りがちになり本来地勢を活かして原料栽培から行っていた和紙作りが紙漉きのみになっている所もある。原料栽培から始まる和紙作りの復活・持続と外への表出のため、集落住民、観光客も生産に関わる公共的な和紙産業に再編する。生産工程を建築形態に落とし込むことで作業性の向上と共に建物の内にこもっていた生業の様子を外に現す。
SNOU模型賞

旅人の足跡
KSGP24177
東京理科大学大学院 鶴岡 千里
江戸時代からの石畳が道路建設により途切れていたので、その途切れた石畳に対し、道路の上に道の駅を計画することで、途切れた石畳を繋いだ。古来より、箱根峠はこの地域のアイデンティティであり、この建築を作ることによって遠くからでもその山登りの象徴となれる空間ができるのではないか。また、対象敷地のようなヘアピンカーブは全国にあるが、ここにその建築を計画することにより、景観に文化的な価値が生まれる。
SNOUパース賞

追憶の裂け目
-ホテル芦屋・清風荘 “記憶の断片化”による転生計画-
KSGP24094
東京都市大学大学院 池田 公輔
記憶をカタチの断片に変換し、過去の雰囲気を残したまま、ホテルを新しく生まれ変わらせた。建築的記録の無いホテルを、描いた漫画や写真から記憶の手がかりを探し、連想される形へ断片化して居場所を外へと切り開いていく復元を行った。生まれた裂け目は、異なる記憶同士を行き来する場となる。また、出来事が裂け目から外へと開かれることで、出来事が街へと連鎖していく。これは過去の街の営みを新たな形で再編する計画である。
総合資格賞
